「結い市」2017開催のお知らせ
2017年8月17日
今年の結い市は10月8日(日)9日(月祝)の2日間に決定しました。
~今年のテーマについて~
「街と生活のブリコラージュ」
地場産業や伝統工芸の手仕事は身体が自然から学ぶ知恵や技の結晶です。
科学のなかった時代に、なぜ人は味噌・醤油をつくる発酵の仕組みを知って
いたのか?なぜ蚕の繭が人にとって素晴らしい布になることに気づいたのか?
身体で知るのではなく、情報として頭で知ることの多い現代では、そうした
先人の知恵に感嘆するばかりです。
でも本当は忘れているだけで、私たちにもそういう力が眠っている。
今年の結い市では街に伝わる知恵と技を訪れる皆さんと共有して、身体を手を動かして
何かを作りたいと思っています。そこに生まれる新しいものはきっととても個性的で、
ユニークで豊かなものになるはずです。
※ブリコラージュ: フランス語で日曜大工の意味。文化人類学者のレヴィストロース
は設計図をもとに必要な材料を揃えてつくる「エンジニア」に対して、「ブリコラージュ」
はあるものを利用してものをつくる行為として対比させた。器用仕事ともいう。
地場産業・伝統工芸はブリコラージュの発想を基盤にしているといえる。
「結い市」とは
結いでつながる「市」
今年で8回目を迎える「結い市」は結城の歴史的な街並みや地場産業を中心とする営みや
暮らしといった街の魅力と様々な人・モノの縁の結びつきを皆でつくるお祭りです。
結い市では健田須賀神社の秋の収穫祭にあわせて神社の境内や見世蔵・酒蔵・空き店舗など
街中の魅力的な空間がマルシェやアート空間・コンサート会場として生まれ変わります。
自然と人の営み全体に感謝する結い市。歴史ある街の魅力と私たちの今が重なり合うこと
で日々の暮らしが透けて見えるような特別な二日間。
さあ、今年も楽しい結い市が始まります。
結い市は健田須賀神社をメーン会場に街中会場・酒造会場・紬問屋会場と4つの会場から構成
されます。
結城になじみのある商店から雑貨・小物・カフェ・アートなど個性豊かなクリエーターたちが
出展します。いつもの街の素材を活かしたいつもと違った結城の街。特別は結城の街を
歩きませんか?
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